NFTコンテンツを販売してみよう 第3話 「出品にトライ」

今回販売予定のDXあるあるイラストのイメージ

今回は第3話です。第2話でMINTしたコンテンツを販売してみたいと思います。ただ売るだけなので、全体の流れというほどの工程はなさそうな気がします。

 なお、本ブログは操作フローの概略をご紹介しておりますが、手順案内のレベルまでは記載しておりませんので、細かい手順が必要な方は、それぞれの登録手順を説明したブログなどを参照されたほうが詳しいかと思います。

前回の第1話(ブログ)はこちら

前回の第2話(ブログ)はこちら

本ブログの内容は、YouTubeでも発信いたします。動画完成次第、こちらにリンクを貼ります。


1.OpenSeaにログインする

 ログインと書きましたが、前回判明した通り、Web3の世界のサービスであるOpenSeaにはログインという概念はありません。プラットフォーマーがIDやPWを管理するWeb2の世界とは全く異なる発想ですね。ここでは、Chromeを起動し、OpenSeaのサイトに行き、MetaMaskを接続するという形になります。

OpenSeaのサイトを訪問すると、まず自身のウォレットとの接続を求められる


2.出品するコンテンツを選ぶ

 MetaMaskを接続すると、以下の自身のProfile画面というものが表示されます。CollectedにもCreatedにも15件のコンテンツがあるように見えており、どちらのタブからも前回用意したかわいい15種のイラストが並ぶ壮観な様子を見ることができます。

MetaMask接続直後に表示される自身のProfile画面


 このほか、右上のアカウントロゴからMy Collectionsというページに飛ぶこともできますが、My Collectionsの画面からは自身のコンテンツを販売するメニューを見つけられませんでした。また、今回はあるあるシリーズという1つのCollectionを作っていますが、Collectionは複数作って並べることができます。どのような時にCollectionを複数使い分けるのかイメージがあまりついていませんが、まったく異なる趣味のものであれば、Collectionを分けたほうがスッキリするかとは思います。

 Profile画面では、上記画面の通り、15種類のコンテンツそれぞれが、100個ずつ存在しているという数量のイメージが確認できるかと思います。ここで特定のコンテンツをクリックするとコンテンツの説明などを確認することができる他、右上にSellボタンが出現し、いよいよこのコンテンツを簡単に売れそうです。ワクワクしますね。

特定のNFT(コンテンツ)をクリックすると詳細情報に加えて、右上にSellボタンが出現


3.単体で出品するのかBundleで出品するのか

Bundleするコンテンツを選択する画面

 出品するにあたっての出し方の選択肢は、NFTコンテンツを単体で売るのか、複数組み合わせてバンドル(Bundle)販売するのかという点です。

 今回私は1つのコンテンツを選んでSellを押したところ、右の画面となり、他にセット販売(Bundle)したいコンテンツを選ぶ画面となりました。もともと、複数コンテンツをBundle販売することは想定していなかったものの、15種類をセットにして販売すると、それにはニーズがあるのではないかと思いました。

 実際に2つのコンテンツを選択して次へ進むと以下の画面になります。Bundle名を決め説明文章を入れる欄がある他、販売金額をEtheriumで入力するようになっています。

 Feeという欄にあるCreator Feeが私が設定した10%の著作権者マージンであり、2.5%が流通の都度OpenSeaが受け取るマージンかと思われます。

NFTコンテンツを2つ選んで販売しようとした際の画面


4.オークション形式での出品ができない

 出品するにあたって、定額販売するかオークション形式で販売するかの2つがあるので、私は早速オークション形式で販売して見たかったが、これがうまくいきません。なお、以下の画面では、1つのコンテンツに戻して、オークション形式(Timed Auction)を選択した画面です。Methodには、最も高い金額をつけた人に販売する方式と、高い金額をつけておいて売れるまで値下げ続ける方式が選択できます。

 開始価格(Starting Price)は、0.05ETH(8千円くらい)に設定して、競りで金額が上がる方の方式を選んでみました。期間は、短いものから数か月など選択ができ、Reserve Priceに達すると早期終了するような設定も可能になっています。

 しかし、この画面、いくらいろいろ変えてみても、一番下の出品完了ボタン(Complete Listing)がグレーアウトしたままで押下できません。どなたかこの問題の原因をお分かりの方いらっしゃいましたら教えていただけませんか

オークション形式(Timed Auction)にすると、出品完了ボタンが押下できない


5.定価販売形式で販売開始

 やむをえず、今日はオークション形式での販売を断念し、定価販売することにしました。こちらは数量と定価と販売期間を決めるだけで、あっけないほど簡単に販売を開始できました。以下の画面は、販売開始(Complete Listing)ボタンを押した直後の様子です。

定価販売の設定をして、出品ボタンを押した直後


6.出品結果を確認

 結果的に、「現実から」のイラストを1点、0.05ETHで販売開始し、「変革の灯」のイラストを5点、合計0.5ETHで販売し、全15点のセットを、0.6ETHでそれぞれ固定価格で出典しました。変革の灯は、0.1ETHで5点出そうとしたのですが、結果は同じイラスト5点のセットとなってしまったようです。同じコンテンツ5個のセットって、一番意味のない商品かもしれません。


出品を終了した後の様子

 なお、それぞれのイラストの在庫は100のままになっているので、15個セットなどを別途パッケージ販売したとしても、その時点で各イラストの在庫数が減るわけではないようです。
 ということで、同じ商品を複数出品する手順、オークションで出品する手順について、確認の上、次回調整したいと思います。


 ぜひ皆様もこのコレクション見てみてください。そして、是非購入をお願いします!

 この続きは、第4話で。


OpenSea上のコレクションページ


 

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