FTXに口座を作ってSTEPNをはじめてみた

こんにちは、コーギーと申します。

STEPNとは

 ご存知の方も多いと思うのですが、STEPNというNFTを使ったゲームを紹介します。

 最近大暴落したことでもニュースになったので、このタイミングでのご紹介もおかしいのですが(笑) 。

 NFTのゲームだと、Axie Infinity(アクシー・インフィニティー) などが有名で、いわゆるプレステとかスイッチなどのゲーム好きの方は、こういったものの方が楽 しかと思うのですが、私はゲームが得意では無くて、いわゆるゲーム機も持っていません。

 そのような方にも、今回、紹介するSTEPNは、運動と連携したゲームになります。近い所ですとポケ モンGOのような位置情報を使っていますので、位置情報+NFT+ゲームというところでしょうか。

 まず利用者はスニーカーという形のNFTを購入(今後はレンタルも可能)します。その購入したス ニーカーで街を歩きます。そうするとその歩いた距離分だけ、仮想通貨GST(位があがるとガバナ ンストークンGMT)を得る事ができるという仕組みになっています。

 STEPNは、歩くだけ(ジョグしたり走ったりもできます)で暗号資産が溜まるということで注目を集めました。


STEPNを利用するためには

エンジェルスの本拠地アナハイムスタジアム

 さてこのSTEPNを利用するのにGSTが必要になりますが、このGSTを用意するのにソラナ(SOL)と いう仮想通貨を用意する必要があります。

 これが以前は少しやっかいでした。日本で有名なコインチェックBitflyerといった仮想通貨取引所は、このSOLを取り扱って 無かったんですね。SOLを得るためには、コインチェックなどで日本円をイーサリウム(ETH)などの暗号資産 に変えて、海外にあるバイナンス(世界最大の仮想通貨取引所、取り扱い仮想通貨の種類は 300を超えます)でETHからSOLに買い替えて、STEPNで利用するしかありませんでした。

 日本ではLiquidという取引所がようやくSOLの取引を開始したのですが、それでも2022年2月開始という、ごく最近です。しかし、これは、海外の取引所を介さずにSOLが購入できるというのは、STEPNをはじめてみたい人には朗報 でした。 このLiguidですが最近FTX社に買収され、新たに日本法人をこの6月に正式ローンチさせました。

 野球好きの方で、MLBをみている方なら、大谷翔平の不正物質検査をする球審のシーンをみたことありませんか? 今、MLBの審判のユニフォームにはみなこの「FTX」の文字が入っています。これはパナマの大手仮想通貨取引所になりますが、 MLBに広告を打っている位ですので、アメリカを中心に急成長している仮想通貨取引所です。

 実は大谷翔平は、このFTXとパートナ契約を結んでおり、かつ、その報酬は仮想通貨という、まさに 現代的な契約をとっています。

 大谷、仮想通貨の広告塔に FTXとアンバサダー契約(www.nikkei.com)

 先ほども言いました様に、そのFTXですが、2022/6/3 に日本に正式にローンチしました。


STEPNを利用してみる

 早速、FTXに口座を作ってSTEPNを登録してみました。 やはりSOLが日本円から購入できますので、スニーカーを用意する事はできました。

筆者の実際のSTEPNの画面(一部の情報を塗りつぶしています)

 ただ、STEPN自体は、現在招待制をとっていて、Activation用のコードを取得しなければなりませ ん。これは、Discordのコミニティや、twitterをチェックしているとボランティアでコードを提供してくれる 人が出てきますので、みつけたらすぐに設定してしまいましょう。(現在は、暴落しているので取りやすいとは思いますが)

 ちなみにSOLというのは、比較的新しい2020年4月にリリースされた仮想通貨です、ブロックチェーン の世界で、今課題になっているのは、利用者や取引が増えたことによる処理件数の増加に伴うト ランザクション処理にかかる時間の問題とガス代の高騰にありました。特にイーサリウムでこの課題 が浮き彫りになりましたが、SOLはこの課題に対応したブロックチェーンと言われており、今後イーサリ ウムに代わるのではとも言われているものです。

 ただイーサリウムも2.0のリリースがテストネットを通過し、もう間近ですので、どちらか優位という事は まだ全くわかりませんし、また全く違うブロックチェーンの登場もあり得ます。 このような形で技術競争が進んでいますので、今、浮かんでいる課題や、これから想定される課題 に対しても、解決してくれる技術は間違いなく出て来ると思いますし、その時間も相当に速いもの になるのではないでしょうか。

 そういった点も楽しみですね。


Play to Earn(P2E)とは

 Play to Earnとは、「遊んで稼ぐ」という概念です。( Play to Earnを略して「P2E」と表記される場 合もあります。)STEPNはその中のゲームのひとつですが、STEPNは「歩いて暗号資産を稼ぐ」タイ プのゲームです。

 画面に向かって長時間やるような本格的なゲームはちょっと。。。という方には、おすすめのゲームで す。運動をすることで暗号資産が稼げる仕組みですから。 STEPNの使い方については詳しいサイトがたくさんありますので、そちらをみていただければと思いま すが、先に書いたように以前は取り組みまでにハードルがあった部分がFTXのような仮想取引所が 表れたことにより解消されていく部分があります。

 大げさかもしれませんがNFTのような、新しい技術は自分で体験して、理解が進むものかと思いま すので、この機会に取り組んでみらえてはいかがでしょうか?

※暗号資産の取引はあくまで自己責任でお願いいたします。

 それでは、今回は、この辺で失礼いたします。

(コーギー)


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